Fusion 360は、米Autodeskが開発したクラウドベースの統合型CAD/CAMソフトです。設計・加工・シミュレーションを一つの環境で実行でき、直感的な操作性やサブスク制による導入のしやすさが特長。初めてCAD/CAMを導入する企業や、設計と製造の連携を強化したい現場に適しています。主な機能や導入メリットを詳しく紹介します。

ここでは、Fusion 360に搭載されている機能の中から、現場での業務効率化や品質の標準化に直結しやすい機能に注目し、導入メリットを紹介します。初めてCADCAMを導入する企業の担当者さま、5軸加工に課題を抱える現場の方は、ぜひ参考にしてください。
業界では数少ないサブスクリプション形式の料金形態で月額12,100円(税込)から。買い切り型のCAD/CAMソフトに比べて初期費用を抑えた導入が可能です。
CAD/CAMソフトに求められるツールパスの作成や干渉回避の調整機能もしっかり搭載。「同時複合軸加工」機能なら、工具やワークの角度、回転軸の動きをパラメータで指定することで、加工対象に応じたツールパスを自動生成できます。事前にソフト上でシミュレーションできるため、プログラム作成にかかる工数を削減し、安定した加工が行えるようになります。
「ツールパスの修正」機能を使えば、加工中に発生する工具摩耗や切りくずの影響も、その場で素早く補正することが可能です。たとえば削り残しについても、画面で確認し修正パラメータを調整するだけで再出力できるため、再計算の手間がかかりません。こうした補正情報をチーム内で共有すれば、担当者のスキルに左右されず、誰が作業しても一定の品質を保てる体制を整えることが可能です。
Fusion 360は、自動車、航空宇宙、産業機械、医療機器といった高精度かつ多品種少量生産が求められる業界で導入が進んでいます。各現場で解決できる課題は以下のとおりです。
Fusion 360ならCAD/CAMを含む製造プロセスをひとつの環境で完結できるため、ツール間の切り替えによるエラーや時間ロスを削減することが可能。データをクラウドで共有すれば、現場と設計部門の連携がスムーズになり、工程全体のリードタイム短縮と品質安定化を実現できるでしょう。
このサイトでは、「属人化防止」「低コスト導入」「ロボット連携」など、課題別にCAD/CAMソフトを紹介しています。自社の状況に合ったツール選びをしたい方は、ぜひ参考にしてください。
Fusion 360は、米国本社のAutodesk, Inc.が開発・提供するCAD/CAMソフトウェアです。Autodeskは1982年に設立され、AutoCADをはじめとする設計・製造・建設・映像業界向けのソフトウェアを提供している企業。2023年時点の従業員数は全世界で約13,700人、年間売上は50億以上(2023年1月期)、日本法人であるオートデスクも1985年に設立され、東京・大阪・名古屋に拠点を展開しています。
Fusion 360は、製造業中心に幅広い企業に導入されているツールです。ユーザー数は460万人以上(2025年5月調査時点)で設計・製造技術の中核を担うツールとして注目されています。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
3軸プリンタで量産前の試作のために本CADで3軸モデルを作成した際、初めての3軸モデリングのため不安であったが、各コマンドに分かりやすいヘルプが用意されてあったり、直感的な操作で押し出しやフィレット形状の作成が出来たため工数の削減が出来た。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
3軸CADを探している中で、一番使い勝手が良いものに出会えました。(外観変更、細かい操作方法など)3軸CAD自体の利点にはなってしましますが、2DCADと比べ、空間把握もしやすく、社内プレゼンで大いに助かっています。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
このソフトを用いて、お客さんに製品の3軸モデルを共有し、製作前の打ち合わせができました。ワンオフでの製作だったため考え方のすり合わせが必要でしたが、製作前に詳細な部分の確認もできました。今までなら実際に作成してからの打ち合わせをしていたので、作り直し等が必要でした。非常に効率化がはかれます。
Steelcase社の一部門である Coalesse 社は、社内のスタッフ同士の協力関係を強化することを目標に掲げ、オフィス家具をつくるための組織全体の標準ソフトを Fusion 360 としました。
Orange County Choppers社は、ユニークな完全電動式の自転車を設計・製造する際に、Fusion 360 を使用することで製品開発プロセスをシンプルにすることができました。
Fabric 社はサイクリング パーツの開発に Fusion 360 を使用して製品開発プロセスをスピードアップさせ、市場に送り出した製品で賞を獲得しました。
口コミでは、操作のしやすさやクラウドを活用したデータ共有の利便性が高く評価されています。初めて3軸モデリングに取り組むユーザーからは、「直感的に操作できた」「ヘルプが充実していて安心感があった」といった声も寄せられていました。
試作モデルを用いた社内プレゼンや、顧客との打ち合わせで活用した人たちの声としては、「設計部門と製造部門、営業・企画部門との連携においても役立つ」といったものも。部門間のすり合わせが求められる製造業にとって、有効なCAD/CAMソフトの選択肢となっているようです。
初めてCAD/CAMを導入する中小製造業や、5軸加工やクラウド活用による設計・製造連携を強化したい企業に適しています。設計から加工までを一貫して扱えるため、複数ツール間でのデータ変換や作業の属人化といった課題の解消に役立ちます。
さらに、試作や顧客との打ち合わせに3軸モデルを活用することで、手戻りの削減や意思決定の迅速化にもつながります。少人数でも効率よく設計・製造体制を構築したい現場にとって、有効な選択肢となるでしょう。
斜面や穴、回転形状などを自動で認識し、加工内容に応じたツールパスを適用できます。加工タイプを選ぶだけで複雑形状にも対応でき、作業時間の短縮や工程の安定化につながります。
作成済みのツールパスを、再演算を行わずに一部だけ修正できます。対象範囲を選んで動作や送り速度を調整すれば補正結果がすぐに反映されるため、現場でも柔軟な対応が可能です。
3軸モデルをもとに、寸法や注記を含む2D図面を自動で生成できます。テンプレートや尺度を設定するだけで出力可能で、モデル変更時にも図面が連動して更新され、作業効率の向上に役立ちます。
クラウド上で設計データを共有・管理できるため、拠点や部門をまたいだ共同作業を円滑に進められます。ファイルのバージョン履歴やコメントも残せるため、情報共有の精度を高められるでしょう。
Fusion Manufacturing Extension(有料オプション)を利用すると、4軸・5軸の同時加工が行えます。工具の角度や動作範囲を細かく制御できるため、曲面形状の加工や工程の一体化を効率的に行えます。
| プラン名 | 料金(サブスクリプション) |
|---|---|
| 年間サブスクリプション | 96,800円/1年 290,400円/3年 |
| 月間サブスクリプション | 12,100円/月 |
※すべて税込。
※すべて1ユーザー料金。
※スタートアップ企業向けの割引プランや、有料拡張機能の追加により価格は変更される可能性があります。正式な見積もりはお問い合わせください。
チャット型のAutodesk Assistantやナレッジベース、Webケース送信、電話サポートなど多様な支援手段を提供しています。利用可能なサポートは契約プランに応じて異なるため、詳細はサポートページを参照ください。
通信・保存時のデータ暗号化、ID・アクセス管理、脆弱性スキャン、安全なソフトウェア開発、脅威の常時監視といった多層的なセキュリティ対策を採用。Autodeskのサイバーセキュリティ基準に基づき、設計データを保護しています。
設計、エンジニアリング、電子設計、製造などの機能をひとつにまとめた、オールインワンのクラウドベースソフトウェアです。3軸 CAD、CAM、CAE、PCB を統合しており、製品開発の全工程を効率的に管理・実行することができます。
幅広いユーザー層に向けたソリューションです。インダストリアルデザイナー、機械設計者、電子基板設計者、機械オペレーターなどの専門技術者はもちろん、スタートアップ企業や、趣味でモノづくりを楽しむ個人ユーザーにもご利用いただけます。
AutoCADが、2D図面の作図や3軸レンダリングができるCADソフトウェアであるのに対し、Autodesk Fusionは、CAD・CAM・CAE・PCBが統合されたソフトウェアです。
| 企業名 | オートデスク株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー 8F(国内事業所・本社) |
| 公式HP | https://www.autodesk.com/jp/products/fusion-360/overview |
Fusion 360は、製品開発の各工程を一つの環境で完結できる統合型CAD/CAMです。このため試作開発や多工程製造の効率化に適しています。2D図面や3軸モデルの自動生成、クラウドによるデータ連携といった機能も搭載しているので、設計から製造までのスピードと精度を両立したい企業におすすめです。
CAD/CAMソフト選びで失敗しないためには、自社の課題や用途に合った製品を比較することが大切です。
このサイトでは、「属人化防止」「低コスト導入」「ロボット連携」など、課題別にCAD/CAMソフトを紹介しています。ぜひ、自社の状況に合ったツール選びの参考にしてください。
複雑化する加工ニーズに応えるには、目的や工程に応じたソフト選びが欠かせません。
本特集では、2.5軸〜5軸加工に対応したソフトを「属人化防止」「ロボット連携」「低コスト運用」などの観点からわかりやすく整理。現場の課題にフィットする1本を選ぶための視点を提示します。
5軸分野における実績多数
NCシミュレーションも実装
必要最低限の機能が
月額1万円台から運用できる
※1.参照元:OPEN MIND公式サイトhttps://www.openmind-tech.com/jp/about-us/
※2.サポート対象加工機に一部制限あり
※3.参照元:AUTODESK公式サイト
https://www.autodesk.com/jp/products/fusion-360/overview
(情報は2025年6月6日時点)